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街の大部分が第二次世界大戦で空襲にあったが、旧市街地を一見したところでは、それが感じられないほどに修復されている。街の人が自分たちの街を思う気持ちが強いのだろう。
ところでこの地域周辺はワインの産地である。コッヘムの街を歩いていると何軒ものワインのお店に出会う。試飲が出来るお店もある。また街中で写真を撮っていると、ドイツ人男性がワインのお店の名刺を差し出してきた。そこに行けばより詳しい説明などもあるという。残念ながら時間的に行けなかったが、このコッヘムはワイン好きな人には楽しい街だろう。
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モーゼル橋とモニュメント(左) |
1332年に起源を持つホテル |
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ホテル入り口 |
1804年には皇帝ナポレオンも滞在したホテル |
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コッヘムで亡くなった画家ヨーゼフ・シュタイプ(1898-1957)の碑 |
エンデルト門 |
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エンデルト門 |
エンデルト門 |
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旧市街地のメインストリート、ベルン通り |
旧市街地のメインストリート、ベルン通り |
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ベルン通りの装飾看板 |
ベルン通りの装飾看板 |
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背中をかがめないと通れない抜け道 |
木組みの家と街灯 |
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木組みの建物 |
木組みの建物 |
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旧市街地の路地 |
旧市街地の路地 |
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コッヘムの紋章が入ったマンホール |
聖マルティン教会の塔の下 |
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聖マルティン教会 |
街より少し上に建つロッフス礼拝堂 |
旧市街地のメインストリートであるベルン通りを歩いていくと、マルクトという名の広場にでる。マルクトとはドイツ語で市のことで、以前はこの場所で市が開かれていた。ここが街の中心である。広場を囲む建物は木組みの建物だが、ピンク色の市庁舎だけがバロック様式で建てられている。つまりそれだけ街の議会などの力が強かったのかも知れない。いずれにしても現在のマルクトはかつての雰囲気を伝えている。
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マルクトと市庁舎(1739年建築) |
木組みの家々が建つマルクト |
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木組みの家々が建つマルクト |
木組みの家々が建つマルクト |
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聖マルティン噴水(1767年建設) |
聖マルティン噴水(1767年建設) |
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支える人 |
グロッケンシュピール |
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装飾 |
コッヘム城を望む |
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旧市街地の通り |
旧市街地の通り |
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旧市街地の通り |
傾いた家 |
コッヘムの街のシンボルであるライヒスブルク城は高さ100メートルある山の上に建てられた、ドイツの典型的な山城である。この城は1100年頃か12世紀前半にモーゼル川の税関として建てられたとされる。996年、1020年に建てられたという説もあるが確証には至っていない。しかし1130年の文書などからコッヘム城が確認されているので、1100年頃に建てられたというのが一般的となっている。また当時この城がどのような城だったのかも未だ謎である。
この城は宮中伯(神聖ローマ帝国の大臣のようなもの)の管理下にあったが、後継者争いが生じ、結果ドイツ王コンラート3世(1093-1152)所有となった。それを機にこの城は神聖ローマ帝国のライヒスグートとなった。しかしコッヘムの街と同じく、1294年トリアー大司教の所有となる。
プファルツ継承戦争(大同盟戦争、1688-1697)最中の1689年5月19日、フランス軍によって街と城に火が放たれた。城は廃墟のまま放置されていたが、プロイセン領になった後の1868年、ベルリンの商人ヤコブ・ルイ・ラヴァン(1823-1879)が城を買い取り、1874-1877年に当時の流行を採り入れ、ネオゴシック様式で再建した。
コッヘム城はその後も個人所有であったが、1942年ここをナチスの法学教育機関にするためプロイセンの法務省に売却しなければならなかった。1947年以降、この城はラインラント=プファルツ州に委譲され、1978年には街が城を購入し、その後は今日まで管理会社が管理するようになっている。
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モーゼル橋から見たライヒスブルク城 |
ライヒスブルク城 |
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ライヒスブルク城へ向かう急な坂 |
ライヒスブルク城へ向かう坂道 |
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ライヒスブルク城とワイン畑(ブドウ畑) |
坂道を振り返ってみる |
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旧市街地方面 |
ライヒスブルク城の塔 |
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ドイツ王を示す紋章 |
甲冑 |
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城門 |
城門をくぐった場所 |
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はり出した城の一部 |
城へ続く道 |
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城からの眺め、手前はワイン畑 |
城のテラス |
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ライヒスブルク城 |
モーゼル川を望む |
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モーゼル川を望む |
城の入り口とコッヘムの紋章 |
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ノルトブリュッケ橋(北橋)から見たライヒスブルク城とコッヘムの街 |
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