2008年6月27日（金）から29日（日）、ザールブリュッケン市内で34回目の「アルト・シュタット・フェスト」が催された。これは直訳すれば「旧市街地祭」といったものだろうか、要は市内でのお祭りである。街の中心ザンクト・ヨハンナー・マルクトやトビリシ広場、市立ギャラリーに仮設ステージが組まれ、バンドの演奏がある。そのステージにはドイツだけでなく、ブラジル、フィンランド、アメリカ、フランス、イタリア、ポルトガル、キューバ、グルジアのバンドが出演する。

それ以外に両広場周辺の通りには幾つかのお店が出る。衣服やアクセサリーのお店だけでなく、色々な地域の食べ物のお店が出る。また同時にドイツ中を回っている「科学の船」という船がザール川に停泊しており現代や将来の科学について説明していた。

街中を歩いてみると本当に人が多く感じられる。パンフレットなどにもフランス語の説明が多いことから、国境を越えてくる人が多いのかも知れない。実際、街中でフランス語をよく耳にした。そのパンフレットを見ると、会場は上記の所だけでなく、ザール川沿いの場所や聖ヨハン教会（カトリック）や旧・聖ヨハン教会（プロテスタント）でも特別なイヴェントが催されている。つまり市内中心部挙げてのお祭りといった感じだ。時間も24時までやっている。

街中を散歩しがてら写真を撮ってみると、結局、人の多さを撮ったという感じになった。しかし食べ物のお店でも普段は口にすることが出来ないような、他の国の食べ物や飲み物もあり楽しむことが出来た。オペラを観に行ったあとにも訪れてみたが、午後11時過ぎでも人が多く、街の人は夜遅くまで楽しんでいるといった印象だ。

こういった催しは年に何度もあるわけではないが、主催者側だけでなく参加者も楽しめるようなイヴェントは何度でも体験したくなる。それがこれまで34回続いた秘訣なのかも知れない。

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