2007年11月03日 秋の訪れ

暑い夏がいつの間にか涼しく過ごしやすい秋になっている。日差しも柔らかくなり、日も短くなってくる。それまで青い空と建物などの黒い影が濃淡を描いていたが、それも徐々に弱くなってくる。そして風の音も耳に届いてくる。そんな秋の空の下、街中に出てみた。

週に4日出るザンクト・ヨハンナー・マルクトのマルクト(市、マーケット)では、プラムなどが並んでいたのに、いつの間にか見かけなくなり、秋の果物、柿が並び始めた。柿はドイツ語でもKaki。またマルクトではプファルツ産の新しいリンゴがあったので、柿とあわせてそれも幾つか購入してみた。普通の倍ほどもあるような大きなリンゴで、両手で持つといったものだった。味の方は非常に豊かな水分と十分な甘さがあって美味しいものだった。後日、マルクトにそれを買いに行くと既に無くなっていた。一人で10個以上買っている人もいたが、それも納得できる味である。

秋

秋





 秋

 



 




「秋」とひと言で言ってもその期間は思った以上に長い。葉が緑から黄色に、そして茶色に変わっていくまでには時間を要する。葉が黄色くなり始め、落ち葉が地面に目立ち始めると、そこには栗の姿も見つけられる。小高い丘などに登ると栗拾いをしている人に出くわす。そして葉が茶色の時期、それは日の光を受けて黄金色に輝く。吹き抜ける風は冷たいものの何処か温もりが感じられる。しかし輝いている時間はそう長くない。いつの間にか公園にも人の姿が無くなっている。暑い夏の日には何人かが囲っていた卓球台も何処か寂しそうに見える。葉の色が枯れた乾燥した色になると、やがてそれは落ちて空が見えるようになってくる。もうすぐ冬の訪れである。

秋

秋





秋

秋





秋

秋





秋

 



 



椅子とテーブル

夏の間、人で賑わっていたオープンカフェも椅子やテーブルが出されることなく、お店の外に寂しく重ねられている。しかしそれを見てみると、色々な形や色、材質の椅子があることに気がつく。そういったところにもお店の拘りが感じられるかも知れない。

椅子とテーブル

椅子とテーブル

椅子とテーブル

椅子とテーブル

椅子とテーブル

 

椅子とテーブル

 



ハロウィーンの時期

ハロウィーンの時期、ザンクト・ヨハンナー・マルクトに出るマルクトでもかぼちゃが飾られる。中には凝ったものまである。ところでこの時期、フェーダーヴァイサーというワインが出る。ワインといっても、まだワインではなく、これは果実飲料からワインになる過程で発酵中の飲み物である(アルコールは最終的に10パーセントを超えると言うこと)。これはブドウジュースのようなものだが、購入してそのまま置いておくと直ぐにワインになってしまう。楽しむのはワインになるまでの、その短い時間。軽い炭酸とブドウジュースのさわやかさがあって口当たりが良い。フェーダーヴァイサーはお店などでも売られているが、発酵途中のため、瓶の栓はしっかりと閉められていない。爆発の危険がある。それ故輸送には向いておらず、その土地で楽しむのが良いとされる。

ザンクト・ヨハンナー・マルクトに出ていたマルクトでそのフェーダーヴァイサーを購入した。その場で空き瓶に入れてもらう。お店の人曰く、発酵途中でフタをしないから、横にしないようにと言うこと。軽めにふたをしてもらった。しかし家に帰る途中で、ポンッと大きな音を立ててコルク栓が飛び上がった。

ハロウィーンの時期とフェーダーヴァイサー

ハロウィーンの時期とフェーダーヴァイサー

ハロウィーンの時期とフェーダーヴァイサー

ハロウィーンの時期とフェーダーヴァイサー

ハロウィーンの時期とフェーダーヴァイサー

 

ハロウィーンの時期とフェーダーヴァイサー

 



食欲の秋

秋と言えば、その一つに食欲の秋という言葉がある。上記のマルクトでかぼちゃを探した。ドイツにはHokkaidoと名付けられたかぼちゃがあるが、マルクトで探したが見つからなかったので、お店の人に甘いかぼちゃはどれですか?と聞いて、一つのかぼちゃを購入した。しかし、それは甘かったのものの柔らかすぎたのでプリンにすることにした。色々レシピを調べると簡単なものがある。その後、紅茶プリンや抹茶プリンなど幾つもアレンジ出来た。その他、幾つかのロールケーキやチョコバナナケーキ、ティラミス、チョコレートケーキ、ブラウニーなども焼いた。非常に美味しくできたものもあれば、可哀相なものもあった。

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋

食欲の秋


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