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ザールブルクはラインラント=プファルツ州に位置する人口約6,300人の街。電車(ドイツ鉄道)ではザールブリュッケン中央駅より約45分で到着。
ザールブルクという名前が示すように、ザール川沿いにあるブルク(城や砦の意)から名前が来ている。この街の名前が初めて歴史に登場したのは963年。ジークフリート・フォン・ルクセンブルク伯爵によって城が建設された。この城はドイツ西部で最も古い城砦の一つとして知られている。しかしローマ時代やフランク王国時代の遺構があることから、城は以前よりあったことが確認されている。その後(カトリックの)トリアー大司教の居城となり、また16世紀の宗教改革を廻る戦乱では、この城が重要な役割を果たした。しかし1756年、城は廃城となり、市が1860年にその廃墟となった城を購入した。
街の方は13世紀、城の麓に入植地が出来たことに始まった。1291年には神聖ローマ帝国皇帝(ドイツ王)ルドルフ1世によって市場の権利などを与えられ、街として認められた。1794-1815年の間はフランス領となり、その後はプロイセン王国領、ドイツ領となり現在に至っている。
ザールブルク駅 |
ザールブルク駅 |
旧市街地へ続く道 |
ザール川 |
ザールブルク城(廃墟)を望む |
ザールブルク城(廃墟) |
旧市街地方面を望む |
トンネルの先が旧市街地 |
旧市街地方面を望む |
旧市街地方面を望む |
ザールブルクの街はその人口から見ても大きくないが、一番の見所は市内中央にある滝である。滝は14.70メートルの高さがあり、その上と下にそれぞれ街が出来ている。上の方の旧市街地には幾つものオープンカフェが並んでいる。そこでは滝を落ちる水の音が響き、独特の雰囲気を作りだしている。その水沿い(ロイク川沿い)を歩いてみると、小さいながらも何処を見ても絵になりそうな風景が拡がっている。
滝はロイク川から流れ落ちるものだが、その川は以前はザールブルク城の方を流れていた。それを13世紀、現在の場所に流れるようにし、消火用のための水を貯めることが可能になった。同時に水車による製粉所が稼働した。
旧市街地 |
旧市街地 |
聖ラウレンティウス教会 |
旧市街地と滝 |
14.70メートルの高さがある滝 |
滝の上部と旧市街地 |
滝の上部 |
旧市街地とロイク川 |
旧市街地とロイク川 |
旧市街地とロイク川 |
旧市街地 |
旧市街地 |
小さな展望台 |
左の建物(ハッケンベルガー水車)には13世紀頃の水車がある |
アミューゼウム |
聖ラウレンティウス教会 |